新型コロナウイルスの影響で、車の交通量が減り、全国で事故が大幅に減る一方、都市部での死亡事故が増えていることが、警察への取材でわかりました。スピードを出しやすくなっていることが背景にあるとみられています。
感染の拡大が本格化したことし3月以降、車の交通量や人出が減っていて、警察庁のまとめによりますと、3月の1か月間に全国で起きた人身事故の件数は2万7763件と、去年に比べおよそ18%減少しました。
ところが、都市部の一部の都県では死亡事故が増加しています。
ことしに入ってから今月7日までに交通事故で死亡した人が全国で最も多かったのは愛知で去年より17人多い61人、東京も去年より7人多い50人となっています。
車が減ればみな飛ばす=事故が深刻になるという図式ですね。
死亡事故増加が都心部に限られている点からは、地方のドライバーの方が高速運転に慣れていることも、読み取れるかと思います。
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