4月23日(金)から、電動キックボードのシェアサービスを本格的に開始しました。政府の特例措置を受けた、日本初となるヘルメットの着用が任意となる公道上でのサービス提供です。その報道公開が28日(水)に行われました。
Luupは電動モビリティのシェア事業に向け実証実験を重ねつつも、日本では法整備が十分でなかったことから、まず電動アシスト自転車のシェア事業を展開していました。今回、東京の街なかにある電動アシスト自転車のポートに電動キックボードが配備される形で、スマートフォンアプリ「LUUP」を通じたサービスが始まります。
利用可能エリアは渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区、港区、目黒区の全域。300箇所あるポートのうち約200ポートで電動キックボードの乗り降りが可能です。台数としては100台用意されています。
利用料金は初乗り10分で110円、以降、1分ごと16.5円が加算されていきます。なお、機体には原付のナンバーがついていますが、原付免許では乗れません。利用の際には、アプリから普通免許以上の運転免許証の登録と、走行ルールの確認テストを受けて満点合格する必要があります。
というのも、前出した「政府の特例措置」により、シェアサービスで提供される電動キックボードは道路交通法上、農作業車などと同じ「小型特殊自動車」に分類されているからです。
これに基づき、シェアサービスの電動キックボードは最高速度が15km/h以下に制限されています。その代わり、原付では義務となるヘルメットの着用が任意に。サービスにおいてもヘルメットは提供されません。
自分なら、持参したヘルメットを被ります。頭蓋骨の強度は、厚さ1センチ程度のヒノキ板相当。それを忘れることはできません。