70年代後半から80年代前半の史上空前のバイクブームで、「HY戦争」と呼ばれる激しい販売競争もまきおこった1980年代。
「高校生にバイク免許を取らせない」という運動まで起こったほどで、当時僻地の高校生だった筆者も、学校のお達しで、原付免許までしか取得を許されませんでした。
当時「限定解除」は狭き門で、多くのライダーにとって実質的な上限排気量のクラスは中型バイクでした。そのため、短期間で目まぐるしい技術革新＆高性能化が行われ、そのピークといわれる1983年には328万5000台という二輪車の販売台数を記録したものです。
なかなかとんでもない数字ですが、なかでもトップだったのがホンダVT250Fの17万5187台です。RZかなと思っていたら、最も売れ筋はVTだったのですね。
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