「都心部の通過交通を抑制するため」上限料金を見直し
2022年4月1日、首都高速道路(首都高)に新たな料金制度が導入されます。長距離利用で現在の1320円(ETC普通車、以下同じ)から1950円に値上げされることについて、ツイッターでは「マジ頭痛い!」「ツラ…」「高すぎる…」「もう首都高に乗りたくない」などと反響が起きています。
新料金制度で対象となるのは距離料金35.7km超の長距離利用で、新たな上限料金は1950円(料金距離55.0km超)です。
同様に車種区分それぞれの新たな上限料金は、軽・二輪が1590円(500円値上げ)、中型車が2310円(900円値上げ)、大型車が3110円(1030円値上げ)、特大車が5080円(2430円値上げ)です。その一方で、35.7km以内の近距離・中距離は、現行の基本料金から変わりません。横浜北西線と東名高速を連続して利用する場合の料金は、改定にあわせて同年3月31日に終了します。
現金車は、一部の入口を除き、走る距離の長短にかかわらず上限料金が請求されます。
なお、物流を支えるトラックなどの負担が急激に増えないよう、上限値上げとあわせて大口・多頻度割引が拡充されます。また、交通量が比較的少ない深夜の利用を促すため、新たに深夜割引を導入。夜0時から4時までのあいだに首都高速の入口などをETCで通過した場合、20%割引となります。
改定後の料金は、横浜青葉JCT~浦安間48.3kmが1730円(現行と同額)/深夜1380円。並木~さいたま見沼間86.6kmが1950円(630円値上げ)/深夜1560円、用賀~川口JCT間38.6kmが1420円(100円値上げ)/深夜1140円となります。
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