朝晩がすっかり冷え込むようになり、いよいよ冬の準備を始める季節になりました。
肌で外気を感じながら走るバイクライダーもしかり。ただ「寒いから」「風邪をひかないように」というだけではなく、
安全のためにも、防寒対策は重要なのです。
手指が冷えて感覚が鈍ればハンドル操作・ブレーキ操作に影響が出ますし、
体が冷えで固まってしまえば、集中力が切れ、大きな事故を起こしてしまう可能性もあるのです。
バイクは直接外気にあたりながら走るものなので、天気予報で聞いた気温そのままの感覚で乗ってはいけません。
バイクに乗っているときの体感温度は、たとえば気温が「15℃」のとき、バイクで時速50kmで走っているときの体感温度は「気温-14.91℃」。
つまり、ほとんど「0℃」といわれています。
高速道路を時速100kmで走っていたとしたら、体感温度は「気温-21.1℃」になるので「-6℃」くらい。とてつもない寒さですよね。
防寒に優れたグローブを着用したり、最近は発熱ウェアも豊富です。上手に利用してください。
また、防寒対策の一環として、肌着の着替えを1着持っておくのも大事です。
暖かい服を着こんでいると、日中は意外と汗をかくものです。湿気た肌気を着たままバイクに乗ると思いのほか体が冷えてしまうので、
着替えがあると安心です。
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