このたび発生したトルコでの大地震。日々、悲惨な状況が報道されており、胸が痛いです。
日本も地震大国ですから、普段から地震に備えた家財の対策や家族との連絡方法、緊急持ち出し物の用意など、何かしら対策を取られている方も多いでしょう。
いざ地震が来たら、なにはともあれ身の安全の確保ですが、ある程度安全が確認されると気になるのが愛車の状況。
バイクの地震対策、普段できる心がけとしては、どんなものがあるでしょうか?
まず、駐輪スタンドはセンタースタンドよりもサイドスタンドを使用するのがおすすめです。
サイドスタンドを使うと、地面との接点は「前輪」「後輪」「サイドスタンド」の三角形になります。三角形の3点支点でバイクを支えるため、センタースタンドの場合より安定性が高くなります。地震の際にも、ある程度の揺れには耐えられるでしょう。
そして駐輪時はローギアに入れておきましょう。クラッチをつないでいれば、地震の揺れがあっても車輪が回ることはありません。
この2点だけで、被害はかなり少なくむでしょう。
そして、万が一の時は・・・となると頭に浮かぶのは保険。
「いざ倒れてしまっても保険に入っているからだいじょうぶ…」
これは間違い。一般的に、バイクの車両保険では地震や津波による損害は補償対象外とされています。
そのため、地震でバイクが倒れたときの修理費などは全額自己負担となるのです。
また、自分のバイクがドミノ倒しの起点になった場合は、倒してしまったすべてのバイクの修理費を負担することになるため、かなりの賠償額を覚悟しなければいけません。
再度、加入している保険の対償について確認をしておきましょう。
そのほか、万が一のドミノ倒しの被害を回避するためには、やはり可能な限り、隣との距離が取れる場所への駐輪がおすすめ。
これは地震だけでなく、通行人やほかの駐輪車と接触したときのトラブル回避にもつながります。ちょっとの間だけ停める場合でも、心がけておく習慣があるといいですね。
いつ来るかわからない地震。ふだんちょっとした心がけをし、いざというときに備えておくのも大切です。