バイクや車でよく聞く「暖気」。
暖気とは、エンジンをスタートさせてから走りだす前にそのまま置いておく状態ですが、これは
- エンジンオイルをエンジン全体に行きわたらせる
- エンジンオイルを適度な柔らかさにする
- シリンダーとピストンなどのパーツ間のクリアランスを適切な状態にする
- ガソリン(混合気)の状態を安定させる
- タイヤやサスペンションなどバイク全体を暖める
という目的です。
車体を暖めるためなら、暑い夏は必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、
エンジン始動前にはオイルが行き渡っていないのは、夏でも冬でも同様です。
季節に関係なく暖気運転は必要と言う事になります。
また、最近のマシンは性能が良くなり暖気をしなくてもOKだという説もあります。
たしかに、性能的には上がっていますし、暖気をしなかったからといって即故障ということはありません。
ですがそれでも各部品が長持ちさせたり、安定した走行に繋がりますので暖気をおすすめします。
人間でも、走る前には体をあたためるために準備運動をします。それと同じなのです。
---------------------------------------------