「長い間おなじバイクヘルメットを使い続けているけど、いつまで使えるのか?」
「ヘルメットを強くぶつけてしまったけど、これってもう買い換えたほうがいいの?」
バイクヘルメットの取り換え時期は、意外とわからないものですよね。
今回はそんなヘルメットの交換時期についてお伝えします。
◎ヘルメットの交換時は使用後3年以内が目安
【ヘルメットは、使用に伴う経時変化によって新品の時と同じ性能を維持できなくなることがあります。このため、SGマークではその有効期間を「購入後3年」と定めています。弊社では、正常に使用して異常が認められなくても、使用後3年以内を目安として交換することをお勧めします。(出典:株式会社SHOEI ヘルメットのご使用にあたって)】
このように、アライやSHOEIなどのバイクヘルメットメーカーが推奨する耐用年数は、購入後または、初めて着用したときから3年間です。
バイクヘルメットの耐用年数は、生活の身の回りの製品の安全性を認定する「SGマーク」の耐用年数に則り、3年間としています。
「そんなこと言ったら、店頭で新品でいつまでも売り残っているヘルメットは?2年販売されていたら1年で交換するの?」
極端な質問ですが、このようなものもあるので、実際は余裕を持たせ5〜7年程度は使できるようにはなっています。
ただ、保管環境などにもよりますので、購入してから3年くらいの交換を想定されています。
【ぶつけた・落としたヘルメットは大丈夫なのか】
接触事故を起こした際に強くぶつけたり、コンクリートに落としてしまったりしたヘルメット。見た目には大した傷もないなら、そのまま使っても大丈夫なのでしょうか?
ヘルメットは衝撃を受けると、その一部が壊れることで衝撃を吸収して頭を守るように作られています。強い衝撃を受けたヘルメットは、表面に大きなキズ等が見られなくても、衝撃吸収のプロセスによって内部構造が破壊されています。
したがって、壊れてないっぽいからとそのまま使用はせずに、新しいものに交換するのをおすすめします。
また、ふいに落としてしまった場合はどうなのでしょうか。
手に持っていたらうっかり地面に落とした程度では、品質に問題はないそうです。
また、どんな場合でも交換するか迷う場合は、メーカーに問い合わせて状況を説明して、判断を仰いでみてください。
【ぶつけた履歴はないが、内側がヘタれてきているときは】
大きくぶつけたこともなく、外側に傷などは見当たらないのだけれど、内側のクッションがヘタレてきている場合も、交換の目安です。
クッションがつぶれていると、被ったときにヘルメットと頭の間に隙間ができて、いざというとき頭を守り切れません。
いかがでしょうか。やはり3年くらいで、そろそろ次のヘルメットを購入することを考えたほうが安心のようです。
対応年数に沿った安全なヘルメットをしっかり着用してくださいね。