東日本大震災から10年が過ぎました。
メディアでは特集を組んで報道花盛りです。関東にいて震災を体験し、被災地の大変さが分かっていない身として、どんな想いでそれらを見たらいいのか、考えさせられます。
防災の教訓というトーンの報道が少ないです。無くはないけれど、当時の失敗を責める気には、誰もなれないでしょう。被災者の人たちの悲しみを受け止めるのに精いっぱいで、そこまで行きつかない感じ。
神戸の1月17日はまた少し違うニュアンスもありますけど。
「10年経っても、何も変わらない。悲しくて仕方がない・・・。」
そう言われる遺族の方の話は胸に迫ります。理由は突然亡くなったからでも、誰を責めようもないからでもないと思います。
わたしたちは、人生でこういうことが起こりうるのだ。
そう思って当時の振り返りや、今の姿を見ています。子供たちにも「大事な人はいついなくなるか分からない。そう思ってニュース見な」と。
住み慣れた土地が荒れ果ててしまったショックも、計り知れないでしょう。
何とかまた元気な姿に戻したい!
そう思うことが生きるエネルギーにもなるでしょう。
でもこれだけは言える。自分なら、思い出は大事にしながら別の土地に移ります。理由は様々ですが、それだけは間違いないように思います。
被災地の皆さんが、少しでも明るい心で過ごされる日々の来るよう、お祈りするばかりです。
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